慧生坐禅会掲示板

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つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/29 (Mon) 09:29:27
        ほほえんでみせる

「やれやれ、また雨だ!」と言ったって何の役に立つというのだろう。そんなことは雨にも雲にも風にも何の影響も与えない。どうせなら「やあ、ちょうどいいお湿りだ!」となぜ言わないのか。それで気分もよくなるし、身体全体がしゃきっとして、実際にあたたっまってくる。歓びのちょっとしたしぐさの効果とはそういうものである。
 人の場合も雨と同じこと。そんな簡単なことではないというだろうが、簡単かんたん、雨よりずっと簡単である。ほほえんでも雨には何の効き目もないが、人に対してはかなりの効果があるのだから。
 ほほえんでみせるだけで、相手の悲しみや退屈は、もう軽くなっているのだ。

               アラン「幸福論」         
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/28 (Sun) 06:12:21
       きょうのことば

”自分を元気づける一番の方法は、誰かほかの人を元気づけることだ。”

              マーク・トゥエイン
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/27 (Sat) 09:19:49
きょうのことば

”他の人の重荷を少しでも軽くしてあげる人、そのような人こそこの世で有用な人なのです。”

             チャールズ・ディケンズ
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/26 (Fri) 09:03:09
      他人の良いところを見つける

 他人の良いところを見つけて評価しよう。どんな相手からでも何かしら学ぶところがある。また、これ以上学ばなくていいほど優れた人もいない。賢者はどんな人でも高く評価し、それぞれの人の良いところを見つける。どんなことであれ、何かを成し遂げるのは大変なことだと知っているからである。一方、愚か者は人の良いところに気づかず、悪いところばかりを選び出して、どんな相手をもバカにする。

         バルタザール・グラシアン「生きる知恵」
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/25 (Thu) 10:35:34
         心構え

考えるということは、
あらゆる作業のなかで一番の重労働なのですが、
そこを省いてしまう人が多い。
そこを楽しようとしても、何も手に入らないのです。

            マイケル・ブルームバーグ
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/24 (Wed) 09:06:46
きょうのことば

 祈りは大空から祝福を取り出し、労働は大地から祝福を掘り出す。祈りは天上のこと、労働は地上のことである。この二つのことは汝の家に多くの幸福を運び込む。

                 ミューラー
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/23 (Tue) 08:34:33
          きょうのことば

人の言うことなんて気にしてはだめだ。
「こうすれば、ああ言われるだろう」
こんなくだらない感情のせいで、
どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう。

                ジョン・レノン
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/22 (Mon) 09:25:58
          霊的人生態度

苦しい状態は誰だって脱け出したいと願いますが、果たしてどうしても脱け出さなくてはならない状態なのでしょうか。苦しさのないことだけを願っていると、決して身につかないことが人生にはあります。忍耐です。人生は結局忍耐なのですから、苦しさを避けてばかりいると、生き損ねることになりましょう。苦しさは、別に求める必要はありませんが、もし来たら、そして必ず来るのですから、その時は脱け出すよりは、受け止めるようにすることです。それが人生の要求に応えることであり、霊的と言ってよい人生です。

           藤木正三「福音はとどいていますか」
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/21 (Sun) 09:07:46
    とにかくできることを始めよう

 成功というのは、いつどんな形でやってくるかわからない。
 何が芽を出すかもわからない。
 だから朝のうちに、できることをやり、夕方にも気を抜かず、思いつくことをやってみるのだ。
 二つとも同じように、うまくくいくかもしれないではないか。

           伝道の書11章6節

つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/20 (Sat) 10:42:52
きょうのことば

自分が今置かれている場所にあるチャンスに気づかず、
他の場所に行けば、もっと素晴らしいことが
できると考えている人は気の毒です。

               オグ・マンディーノ
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/19 (Fri) 08:52:41
死の床につくとき

あなたの心を満たす最大の後悔と悲しみは、
避けてきたすべてのリスク、
つかまなかったすべての機会、
立ち向かおうとしなかったすべての恐怖でしょう。
いいですか、恐怖の向こうには自由があるのです。

               ロビン・シャーマ
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/18 (Thu) 09:48:49
    誤りから貴重なものを汲みとれ

 自分が犯した些細な不注意からのミス、あるいは大きな誤り、それらについて舌打ちしたり、後悔したりするのは簡単だ。
 しかし、ちょっと考えれば、それら誤りから貴重なものを汲みとって、これからの自分に大いに役立てることができるはずだ。

          白取春彦「ヴィトゲンシュタインの言葉」
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/17 (Wed) 09:03:12
「ほぼ完全」でいいじゃないですか。

 新しいこと、つまり、まだやったことのないことは、「完全」にできる保証はありません。そこで、最初から取り組もうとしないこととなり、その結果、いつも同じことしかしないことになるわけです。新しいことを恐れるのです。

              ジェリー・ミンチントン
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/16 (Tue) 08:46:36
きょうのことば

”有能な者は行動するが、無能なものは講釈ばかりする。”

              バーナード・ショー
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/15 (Mon) 09:37:37
          きょうのことば

”人生は道路のようなものだ。
 一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。”

             フランシス・ベーコン(哲学者)
           
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/14 (Sun) 09:18:24
人の世のありよう

 人間に生まれつきの才能や素質などありません。育て方、つまり人の能力は環境が育てるのです。

            バイオリニスト 鈴木慎一

「私の目的は英才教育ではない」といい、赤ん坊が自然にことばを覚えるような「母国語の教育」方式で幼い時から、超一流のバイオリニストの演奏を聴かせる、ただそれの繰り返しと言う。
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/13 (Sat) 10:07:57
きょうのことば

「自分が正しい」という考えを守ることと、
其の人との関係を取り戻すことと、どちらが大切ですか?
どちらが、あなたの人生に喜びをもたらしますか?

           ジェリー・ミンチントン「新しい自分」
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/12 (Fri) 08:25:44
どんなできごとも心一つで豊かに

 その時どんな悲劇に感じていても、見方一つでその出来事を豊かにしていけると思う。「こういうことがあったあったからこそ自分が成長できた」と思えるかどうかは心一つだと感じています。

                  内田也哉子
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/11 (Thu) 09:12:40
きょうのことば

お辞儀やほほえみには、
反対の動作を
できなくするという
好ましい効果がある。

               アラン「幸福論」
つれづれに  - 友田昌秀 E-mail
2024/04/10 (Wed) 10:20:35
     「たしなむ」ということ

「たしなむ」という言葉は、不思議なやまと言葉である。
 「たしなむ」という言葉には、「好んで親しむ」という欲求と、ある種のつつしみ・抑制のようなものが同居しているということであり、その両者の程よい加減において語られているのである。
 お茶を「たしなむ」「書をたしなむ」とはいうが、「パチンコをたしなむ」「花札をたしなむ」とは言わない。「たしなむ」のは、それらを好んで楽しみながらも、おのずと節制のきいた「たしなみ」が身につくようなものとして営まれているからである。
 そしてまた「たしなむ」と言う励み方・努め方は、無理して・我慢して、といった、いやいやながらする刻苦精励の在り方ではない。そのこと自体を「好みながら励む」ところに、あるいは「励みながら好む」ところに、この言葉の独特の語感がある。
 だからこそ長続きもするし、またおのずと成長・上達もするのである。「好きこそものの上手なれ」とは、そのことを物語っている。

             竹内整一(東京大学名誉教授)